1,260億円
1〜4月被害総額(前年比+517.9億円)
592.5億円
SNS型投資詐欺の被害額
+401.1億円
SNS型投資詐欺 前年同期比増
4,381件
SNS型投資詐欺 認知件数
公表の概要
警察庁は2026年6月5日、令和8年(2026年)1月〜4月末時点の特殊詐欺およびSNS型投資・ロマンス詐欺の暫定値を公表しました。同日には令和7年(2025年)の確定値も公表されています。
2026年の最初の4カ月だけで、特殊詐欺とSNS型投資・ロマンス詐欺を合わせた認知件数は14,898件、被害額は1,260.0億円に達しました。前年同期比で件数は+2,965件、被害額は+517.9億円の増加で、過去最悪を記録した2025年をさらに上回るペースで被害が拡大しています。
手口別の内訳(令和8年1〜4月末・暫定値)
| 手口 | 認知件数 | 被害額 | 前年同期比(被害額) |
|---|---|---|---|
| SNS型投資詐欺 | 4,381件 | 592.5億円 | +401.1億円 |
| SNS型ロマンス詐欺 | 1,662件 | 171.8億円 | +18.6億円 |
| ニセ警察官をかたる詐欺 | 3,058件 | 325.2億円 | 高水準で継続 |
| 架空料金請求詐欺 | 2,086件 | 53.1億円 | — |
| 合計(特殊詐欺+SNS型) | 14,898件 | 1,260.0億円 | +517.9億円 |
最も被害額が大きく、かつ前年同期比で最も増えたのがSNS型投資詐欺です。被害額592.5億円は4カ月で前年同期の約3倍に膨らみ、全体被害の約47%を占めます。1件あたりの平均被害額は1,350万円超と高額化が続いています。
手口の共通点 — どの詐欺も「SNS広告→LINE→偽アプリ」
SNS型投資詐欺・ロマンス詐欺・ニセ警察詐欺は、見た目は違っても入口と資金移動の構造が共通しています。
- 入口はSNS広告・DM:Facebook・Instagram・YouTube・LINE等で、著名人・経済評論家・実業家を無断使用した「絶対儲かる」型の偽広告が起点
- LINE個別チャットへ誘導:「先生」「アシスタント」「カスタマーサポート」と役割分担した組織が、段階的に信頼関係を構築
- 偽の投資アプリ・サイトで含み益を偽装:画面上は利益が出ているように見えるが、表示はすべて操作された架空の数字
- 出金時に「税金・手数料・保証金」を追加要求:ここで初めて被害に気づくケースが大半
⚠ この5つに1つでも当てはまれば詐欺を疑う
① SNS広告やDMで著名人が個別の投資を勧めてくる / ② 広告からLINEの個別・グループチャットへ誘導される / ③ 指定された投資アプリのインストールを促される / ④ 「利益が出ている」のに出金できない、出金時に追加費用を求められる / ⑤ 警察官・検察官を名乗る者から「あなたの口座が犯罪に使われている」と電話が来る
なぜ2026年も被害が止まらないのか
- 生成AI・ディープフェイクの悪用:著名人が投資を推奨する偽動画・偽音声の精度が上がり、広告の見分けが困難に
- 役割分担型の組織化:複数人で「講義」「サポート」を演じ、被害者を心理的に囲い込む手口が定着
- 高齢者の金融資産が標的:被害者の多くは50代以上で、退職金・相続資産・年金が狙われる
- 家族との情報遮断:LINE個別連絡は周囲に相談しにくく、被害が長期化・高額化しやすい
家庭・周囲でできる予防策
- 「金融庁の登録業者か」を最初に確認:無登録業者による投資勧誘は違法。当サイトの業者チェックで確認できます
- SNS広告の投資話は一度家族に共有するルールを事前に約束しておく
- 高齢家族のスマホに見慣れない投資アプリが入っていないか定期確認
- 「元本保証」「月利○%確実」は100%詐欺と覚えておく
- 出金時に税金・手数料・保証金を求められたら即中止し、消費者ホットライン188または警察相談#9110へ
📚 一次情報源・参考リンク
- 警察庁 SOS47「注意喚起・お知らせ」:https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/new-topics/
- 警察庁「特殊詐欺の認知・検挙状況等について」:https://www.npa.go.jp/publications/statistics/sousa/sagi.html
- 警察庁 特殊詐欺対策(つきこめ):https://www.npa.go.jp/bureau/criminal/souni/tokuryu/tukikome.html
- 金融庁「投資詐欺にご注意ください」:https://www.fsa.go.jp/ordinary/chuui/sns.html
※数値は警察庁の暫定値です。確定値で更新される場合があります。最新・正確な情報は一次情報源をご確認ください。
💬 「これは詐欺かもしれない」と思ったら
入金前なら被害を防げます。すでにLINEで「先生」とやり取りしている、偽アプリに入金している場合も、早期相談ほど回収可能性が高まります。緊急時は消費者ホットライン188、警察相談#9110へ。
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