2,108.1億円
1〜7月の被害総額(前年同期比+632.8億円)
881.2億円
SNS型投資詐欺の被害額
+88.6%
SNS型投資詐欺 被害額の前年同期比
6,566件
SNS型投資詐欺 認知件数(+75.6%)

公表の概要

警察庁は2026年9月4日、令和8年(2026年)1月〜7月末時点の特殊詐欺の認知・検挙状況(暫定値)を公表しました。当室が7月3日公表の5月末暫定値を紹介した続報にあたります(前回記事)。

2026年の最初の7カ月間で、認知件数は26,051件(前年同期比+3,709件・+16.6%)、被害額は2,108.1億円(同+632.8億円・+42.9%)に達しました。

手口別の内訳(令和8年1〜7月末・暫定値)

手口認知件数被害額被害額 前年同期比
特殊詐欺(全体)26,051件2,108.1億円+632.8億円(+42.9%)
SNS型投資詐欺6,566件881.2億円+413.9億円(+88.6%)
ニセ警察詐欺5,422件617.1億円+126.1億円(+25.7%)
SNS型ロマンス詐欺3,037件293.2億円+14.9億円(+5.3%)
架空料金請求詐欺3,688件86.5億円+10.7億円(+14.1%)
オレオレ詐欺2,350件84.2億円+5.5億円(+7.0%)

被害額が最も大きく、伸び率も最も高いのは引き続きSNS型投資詐欺です。881.2億円は特殊詐欺全体(2,108.1億円)の約42%を占めます(当室による単純計算)。一方、SNS型ロマンス詐欺は前年同期比+5.3%にとどまり、5月末時点(+4.0%)から大きくは動いておらず、投資詐欺との伸び方の差が広がっています。なお警察庁の一次資料では、上表以外の金融商品詐欺(未公開株・社債等)や交際あっせん詐欺、検挙件数・検挙人員の詳細は今回確認できた速報範囲に含まれておらず、確定値公表時にあらためて確認します。

5月末からの2カ月間で何が変わったか

指標5月末時点7月末時点2カ月の増加
特殊詐欺 被害額(全体)1,514.7億円2,108.1億円+593.4億円
SNS型投資詐欺 被害額700.4億円881.2億円+180.8億円
SNS型投資詐欺 認知件数5,099件6,566件+1,467件

わずか2カ月でSNS型投資詐欺の被害額は約181億円増加しました。単純計算で1日あたり約3億円のペースです。前年同期比の伸び率自体は5月末(+155.5%)から7月末(+88.6%)へ鈍化していますが、これは前年(令和7年)の被害額自体が年後半にかけて急増していたためで、被害の絶対額は増え続けています。単月の伸び率鈍化だけを見て安心できる状況ではありません。

投資詐欺から身を守るために(当室からの定型注意)

✓ SNSで知り合った人の「投資話」は全て詐欺と判断する

実在の著名人でも偽アカウントの可能性が高いです。必ず公式ウェブサイトから情報を確認してください。

✓ 金融庁の登録済み業者リストで必ず確認

金融庁HP「登録金融機関・仲介者検索」、または当サイトの業者チェッカーで業者名と登録番号の両方を確認してください。登録されていない業者は全て違法です。

✓ 出金時の追加送金要求は詐欺の確定シグナル

「利益を受け取るには税金が必要」「手数料を先払いしてください」は全て詐欺です。正規の投資商品でこのような要求はありません。

相談窓口

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📚 出典・参考情報

本記事の統計数値はすべて上記警察庁公表資料の暫定値です。「単純計算」と付した比率・平均額は当室が公表値から算出したもので、警察庁の公表値ではありません。暫定値は今後の確定値公表に伴い変動します。