ニュースの概要
千葉県警は2026年9月17日、千葉県白井市の平木理化容疑者(54、元プロテニス選手)を詐欺容疑で逮捕したと発表した。同容疑者の逮捕はこれで4回目である。報道によれば、平木容疑者は1997年の全仏オープン混合ダブルスで優勝し、ダブルス世界ランキング自己最高26位を記録した経歴を持つ。
容疑は、氏名不詳者らと共謀し、2022年3月8日から5月9日にかけて、高知県宿毛市の当時40代男性に対しメッセージアプリで「戦地に医師として派遣されている外国人の女性が160万ドルの報奨金を受け取るため、女性の代わりに配送料を支払ってほしい」などと偽り、配送料の振込先として指定した平木容疑者名義の口座に現金95万円を振り込ませた疑い。同一の男性は、これとは別に2回・計123万円の被害も確認されている。容疑者は「全く知りません」と容疑を否認している。
この事案から読み取れる注意点 — 「口座名義人」が繰り返し使われる構造
本件は、いわゆる海外発の「兵士・医師の高額報奨金」型ロマンス詐欺の典型的な筋書きで、被害金の振込先として国内在住者名義の銀行口座が使われている。今回の逮捕が4回目であることは、同一人物の口座(または名義)が複数の詐欺事案で繰り返し使われていた可能性を示している。振込先の口座名義が実在の日本人であっても、それは資金の流れが正規であることを何ら保証しない。「配送料」「報奨金の受け取りのため」といった名目で見知らぬ相手への振込を求められた時点で、関係の深さにかかわらず詐欺を疑う必要がある。
投資詐欺・ロマンス詐欺から身を守るために(当室からの定型注意)
✓ 「高額な報奨金・遺産・保険金」を理由にした送金要求は詐欺
会ったことのない相手から、報奨金・遺産・保険金の受け取りのために立て替え送金や手数料の支払いを求められた場合、その時点で詐欺と判断してください。正規の手続きで個人に立て替えを求めることはありません。
✓ 恋愛感情・同情を利用した金銭の話は必ず疑う
SNSやメッセージアプリで知り合った相手からの金銭に関する依頼は、関係の期間や親密さにかかわらず、まず詐欺を疑ってください。
✓ 出金時の追加送金要求は詐欺の確定シグナル
「税金」「手数料」「配送料」などの名目で追加の支払いを求められた場合、それ以上支払っても資金は戻りません。
相談窓口
- 消費者ホットライン:188(24時間)
- 警察相談専用:#9110(24時間)
- 金融庁相談室:0570-016811(平日10〜17時)
- 証券・金融商品あっせん相談センター(FINMAC):0120-64-5005
📚 出典・参考情報
出典: 千葉県警・NHKニュース・Yahoo!ニュース(スポーツ報知・RKC高知放送配信)
本記事は報道をもとに作成した啓発目的の要約です。事案の詳細・最新情報は必ず一次情報源(千葉県警発表・各報道機関)でご確認ください。容疑者は容疑を否認しており、有罪が確定した事実ではありません。